仮想通貨を貸して稼ぐビットバンクレンディングのリスクと注意点

あなたはbitbankが開始した「仮想通貨賃借取引サービス」についてご存知でしょうか?

その名の通り「仮想通貨を貸して増やす」サービスであり、1年間貸しておくことで最大5%のリターンが見込めます。

高配当利回りの株式となんら遜色のない利率であり、魅力的ですよね。

ですがリターンの良いものにはリスクが有るのが世の常です。本日は仮想通貨を貸して増やすサービスについて紹介しながらも、サービスが持つリスクや注意点について紐解いていきますね。

サービス概要

貸出サービスの概要

  • 取扱通貨
  • BTCのみ(順次追加予定)

  • 募集期間・募集月
  • ビットバンクが申し込みの募集を行う場合における、毎月1日から月末にかけてを募集期間とし、これを募集月と呼びます。

  • 満了期日
  • 募集月の翌月1日を起算月とし、その12ヶ月後(募集月の翌年の月末を満了日とする。
    例:募集月が2018年1月の場合、利用料の発生期間は同2月1日から、2019年1月31日まで

  • 返還日
  • 満了期日の翌日を起算日とし、10営業日以内にbitbank口座に相当消費税額を含めた当該利用料を返還します。

  • 利用料
  • 3% 1≦X<5
    4% 5≦X<10
    5% 10≦X

  • 最小・最大申し込み数量
  • 最小単位 1枚 
    最大単位 25枚

  • 中途解約手数料
  • 5%

1BTCを70万円とすると70万~1750万まで貸借可能。最低額の70万円だと3%、700万円以降は5%の利回りを得ることが出来ます。

高いと言われているネットバンクの金利が0.1%前後なのを考えると、とてもお得に見えますね。

企業に個人が融資する「ソーシャルレンディング」などでは10%を越えるものもあり、現代ではお金を貸して資産を増やすハードルがググっと下がった時代と言えるでしょう。

ですが、そんなにうまい話があるのでしょうか。

リスクとリターンは釣り合うもので「利率が高いからソーシャルレンディングやろう。仮想通貨を貸し出そう」となるのではなく、見極めなくてはなりません。

この仮想通貨を貸すサービスは便利ですが、その実態を知ってからでも利用するのは遅くはありませんからね。

リターンの高さはリスクの高さ

高いリターンは、大きなリスクの商品でしか得ることが出来ません。

仮想通貨で資産を爆発的に増やした人は、いつ投資家たちの興味がなくなってゴミになるかわからない段階で仮想通貨にお金を投じた人たちです。

CMがバンバン流れたバブル真っ盛りに買った人にとって仮想通貨はリスク資産ではなく「ただ買うだけで上がるローリスク資産」だったわけですね。

それと同じことで、今回のbitbankによる仮想通貨レンディングもリスクが高いからこそ5%という利回りなのです。

700万入れてたとして、ただ1年間置いておくだけで35万ももらえるなんてすごくおいしい話ですよね。一方、イオン銀行の定期預金は0.1%程度なので、同じ額を入れたとしても7000円しかもらえません。

なぜこんなに利率に差が出てくるのでしょうか。

答えは、仮想通貨レンディングが様々なリスクをはらんでいるからです。

価格変動リスク

仮想通貨は他の投資商品に比べて値動きが激しいです。

ビットコインは今ではあまり動かなくなりましたが、去年は30万から200万へ動く激動の年でした。

これは入る地点によっては天国ですが、少し踏み外せば地獄です。200万からずっと塩漬けという方がいてもおかしくありませんからね。

ビットバンクの貸出サービスは途中で解約ができるとはいえ1年間の貸出を念頭に置いたサービスです。

5%の解約手数料もあるのでおいそれと引き出すことはできません。

もし200万の地点でレンディングしていたら?今の70万がここ1年の天井だったら?

ビットコインの殺人的な値幅を考えると、そう懸念するのは自然なことだと思います。

大きな値幅は毒にも薬にもなる。リスクについてよく考えてからサービスを利用することが、良い結果を導くのではないでしょうか。

取引所襲撃リスク

coincheckのネム盗難、Zaifのモナコイン盗難といったように、取引所は反社会的勢力に狙われています。

コインチェックでもレンディングサービスをやっていましたが、閉鎖騒ぎのせいで引き出せなくなってしまい生きた心地がしなかった。という人がいたと聞きます。

bitbankは高いセキュリティで有名な取引所ですが、そのような事態に陥る可能性がゼロとは言い切れません。

まだ狙われてないだけかもしれませんからね。

そういったリスクが隣にあるということを念頭に置いた上でのサービス利用を心がけていきましょう。

取引所倒産リスク

それに加え、取引所そのものがなくなるリスクもあります。

Zaifが解散しマウントゴックスが消え去ったように、いつ・どんなタイミングで取引所が吹き飛ぶかわかったものではありません。

仮想通貨の世界では有名な国内取引所はいわゆるベンチャーであり、東証に上場すらしていない取引所がほとんどです。

四大証券といわれた山一證券が潰れるような事態が起こりうる現代で、ベンチャーがいきなり消えないことを誰が約束できるでしょうか。

もちろん、預けたお金を全額返してもらえる保証はありません。おきっぱなしにすることで手痛いダメージを受けかねないのです。

とはいえ、しっかり1年間続いている取引所もあります。最悪を予想するのは大事ですが、それだけでは行動できなくなってしまいますからね。

最悪を予想しつつも、自分の取れる範囲でリスクをとっていくことが仮想通貨投資では重要なのではないでしょうか。

今、登録できる国内取引所

損切りが難しい

途中解約手数料が5%という成約によって中途解約=利益ゼロが確定するので損切りが難しくなっています。

最大利率が受けられる10枚を預けているなら「利率が消えちゃった」くらいで済みます。

しかし3or4%の利率で貸し出していた場合「損切りもさせられ、なおかつ数%取引所に持っていかれる」形になるのです。

様々なリスクを考えると、取引所に1000万円単位のお金を1年間放っておくのは難しい。そうなると、5%利率の10枚がよくて限界といったところでしょう。

完全なほったらかしにはせず、ある一定のラインに来たら損切りする。といったように最悪の事態を想定し損失を限定させる策を練ってからの利用をおすすめいたします。

仮想通貨レンディングのはじめ方

まず、bitbankにログイン後、ホーム右上のメニューをクリックし「貸して増やす」を選択します。

その後、移動した画面で「スタート」をクリック。

その後、貸出する枚数を選べば作業は終了です。

おわりに

以上が、ビットバンクの仮想通貨レンディングのリスクと注意でした。

長期間、仮想通貨を取引所にホールドすることで去年は莫大な利益が得られましたが今年もそうなるとは限りません。

中途解約ができるのでまだ流動性はありますが、5%のペナルティを考えるとおいそれと解約できませんよね。

とはいえ金融商品の利率が下がっている昨今、5%の年利が魅力的なのも事実です。

リスクを想定し、損失を限定する策をたて万全な体制でレンディングに望んでいただけたら幸いです。


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